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2009.10.31 (Sat)

暗譜は必要か

年をとると記憶力が確かに落ちます。でもなぜか昔のことは覚えていたりします。脳って不思議・・。というわけで、今日は暗譜で演奏した場合と楽譜をみて演奏した場合の脳の違いを書きます。

東大大学院の情報学の実験で、暗譜の場合は前頭前野のド真ん中に一個の集中点が見られるということがわかりました。前頭葉は脳の感受性ニューロンの大半が存在する場所なので、ニューロンの活発な運動は脳が激しく動いていることを意味しています。素晴らしい刺激です!反対に楽譜を見ながらでは前頭葉は動かず、視神経系統の脳が適度に動くだけです。
klt_diagram_12.gif

前頭葉はご存知のようにあらゆる情報を正確に受け止め、適当な場所に伝達する場所なので、生きている人間そのものといってもいいかも知れません。うちの父は前頭葉に出来た脳腫瘍でなくなりましたので、前頭葉の大切さはよくわかります。

ですから「暗譜は必要かどうか」と言うより、大人のレスナーは積極的に暗譜をして自分の脳を鍛える必要があります。脳のピークは25歳だといわれているので、後は下降の一途ですから。脳にはまだわかっていないことがたくさんあります。でも使わないと退化していくことはすでに実証されています。

でも暗譜で弾くのは勇気が要りますね〜。間違う可能性ももちろんですが、まずなかなか覚えられない。それでも挑戦してみてください。すべては脳のため、人間らしく生きていくためです(^_^)


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2009.10.29 (Thu)

ピアノ教室のお悩み相談

ここにピアノ教室への相談が載っていました。直接先生にご自分の不満をぶつけられればいいのに・・と思いましたが、言えないからネットでお尋ねになっているようです(^_^)以下、投稿者が書かれてある疑問の部分を抜粋してみます。

■特に指の使い方に関しては 理解不能です。

これは理解していただけるように、講師がきちんと説明しなくてはいけません。印刷ミスでない限り、指使いにはフレージングに関する明確な理由があります。ただ、生徒さんの身体的な理由で不可能な場合は、変更する柔軟な指導が必要です。

■例えば ド の音を あれこれ弾いて この音はダメ この音は合格 と言われても 私には どちらも 同じ ド に聞こえます。 何がどう違うのか 全く感じ取れません

これは先生がお手本を見せながら説明する必要があります。物理的に音を弾かせるのではなく、感情面での説明が有効です。それをしないで生徒さんに理解していただくのは不可能です。

■何を目標に どんな練習をしたらいいのか 特に 復習をしたくても 感覚が掴めていないので 練習のしようがありません。

目標範囲が漠然と広範囲に及ぶので、生徒さんが迷っていらっしゃいます。宿題は感覚がつかみやすい数箇所のポイントに絞り、その中での練習法を指摘すべきです。これには講師のアナリーゼ能力が問われます。

先生は 「私が分かっているから 何も考えなくて良いです。 言われた事だけを やっていれば良いです いずれつながるので その時に分かります 」 と言われます。

これは間違っています。投稿者がおっしゃることが本当なら、この先生はとんでもない先生です(笑)先生がわかっているのは当たり前。仕事なのですから。自慢にもなににもなりません。それより大事なことは、演奏をするのは先生ではなく生徒さんだと言うことです。何も考えずに演奏は出来ません。


レッスンには相性がありますから、投稿者のおっしゃることが本当なのかどうかはわかりません。また投稿者にとっては不満だらけの先生でも、別の方には素晴らしい先生であることはよくあります。ただ、こういう不満から第三者が学ぶことは大いにあります。



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